説明しすぎない作品ほど、美しい。

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はじめまして。僕は、物語を「見終わったあと」が好きな人間です。

アニメや漫画が好きです。

でも、「たくさん観ること」が好きなんじゃありません。

本当に好きなのは、見終わったあとです。

エンディングが流れ終わったあと。

最終巻を閉じたあと。

スマホを置いて、ぼーっと天井を見ながら、「あれってどういう意味だったんだろう」と考えている時間が、たまらなく好きなんです。

気づけば考察を読み漁っていたり、好きなシーンを何度も見返したり、数日経っても物語のことを考えていたりする。

そんな作品に出会うたび、「いい物語って、終わってから始まるんだな」と思います。

だから僕は、作品を”消費”するのがあまり得意ではありません。

話題作だから次へ、次へと観ていくよりも、一つの作品を何度も味わいたい。

違う人の感想を読んで、「そんな見方があったのか」と驚いたり、自分なりの解釈を考えたりする時間も含めて、一つの作品を楽しんでいます。

好きな作品を並べてみると、不思議なくらい共通点がありました。

『Sonny Boy』は、今まで味わったことのない空気感と、簡単には答えの出ない哲学的なテーマに惹かれました。

全部を理解できたわけではありません。

それでも、「理解したい」と思わせてくれる作品でした。

『攻殻機動隊』も同じです。

難しい。

だからこそ面白い。

「人間とは何か」「自分とは何か」という問いに真正面から向き合っていて、何年経っても色あせない芯の強さがあります。

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』では、比企谷八幡の皮肉っぽくて少しひねくれた物の見方に惹かれました。

決して正しいとは言えないけれど、その不器用さがすごく人間らしくて、だからこそ魅力的でした。

そして『サムライチャンプルー』。

最初はただの旅だったはずなのに、一緒に時間を過ごす中で、ムゲン、ジン、フウの関係が少しずつ変わっていく。

派手な出来事以上に、旅の途中でしか生まれない距離感や空気が好きでした。

こうして振り返ると、僕が惹かれる作品には共通点があります。

キャラクターにちゃんと人生があること。

作品のテーマに一本芯が通っていること。

そして、全部を説明しないこと。

答えを押しつける物語より、問いを残してくれる物語が好きです。

だから、キャラクターが薄かったり、テーマが浅かったり、「ここはこういう意味ですよ」と何でも説明してしまう作品には、あまり惹かれません。

余白があるからこそ、人それぞれの解釈が生まれる。

その余白を埋める時間こそが、物語の一番面白いところだと思っています。

このブログを始めた理由も、そこにあります。

本当に好きな作品って、少しだけ宝物にしておきたい気持ちがあります。

でも、その一方で、「この作品に出会えて本当によかった」と思える人が一人でも増えたら、それはすごく幸せなことだとも思うんです。

だから、このブログではランキングを作るだけではなく、「なぜこの作品が心に残るのか」「なぜ何度も見返したくなるのか」を、自分なりの言葉で残していきます。

もしあなたも、作品を見終わったあとに考察を読んでしまう人なら。

余韻が抜けなくて、数日間ずっとその物語のことを考えてしまう人なら。

そして、「あの作品に出会えてよかった」と思った経験があるなら。

きっと、好きな作品の話ができると思います。

このブログが、そんな人たちと出会える場所になったら嬉しいです。

これから、どうぞよろしくお願いします。

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